消防設備点検資格者

消防設備点検資格者とは?

消防設備が設置されている建物は半年に1度、消防設備点検が必要なのはご存知ですか?昭和49年6月に消防法の一部が改正され消防用設備等の定期点検を義務づけるとともに、その結果を消防機関に報告することとなりました。なかでも、特に人命危険度の高い一定の防火対象物に使用されている消防用設備等については、消防設備士又は消防設備点検資格者に点検させなければなりません。過去の火災事例をみても消防用設備等がいざというときにその機能を充分に発揮するためには、正しく設置することはもちろんのこと、設置後の適正な維持管理が必要です。消防設備点検資格者は、消防法施行規則(昭和36年自治省令第6号)に定めのある、消防用設備等の点検を行うことができる資格です。

消防法と消防設備点検義務

一般家庭等では消防設備点検が必要ありませんが、主に150平米以上の建物には半年に1度点検を実施し、1年に1度あるいは3年に1度、消防署へ消防設備点検報告書を届出する事が消防法で義務付けれらています。そもそも、消防設備とは、消火器や火災報知機、消火栓、誘導灯、避難はしご等の事を言います。消防設備は滅多に使用するものではない為、定期的に点検をし、維持管理する事が消防法で義務付けられています。

消防設備点検資格者が点検するのは?

上位法令である消防法においては、学校、病院、工場、事業場、興行場、百貨店、旅館、飲食店、地下街ほかのうち政令(=消防法施行令)で定めるものの関係者は、設置する屋内消火栓設備やスプリンクラー設備などの消防用設備等を消防設備士免状の交付を受けた者総務省令(消防法施行規則)で定める資格を有する者に定期に点検させるものとしています。

防設備点検資格者の分類

消防設備点検は正しい資格を有している者(消防設備士又は消防設備点検資格者)に点検させる事となっています。

特種・・・特殊消防用設備等を点検することが出来ます。

第1種・・・消防用設備等や必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等を点検することが出来ます。

  • 屋内消火栓設備
  • スプリンクラー設備
  • 水噴霧消火設備
  • 屋外消火栓設備
  • 泡消火設備
  • 動力消防ポンプ設備
  • 連結散水設備
  • 連結送水管
  • 消防用管
  • 不活性ガス消火設備
  • ハロゲン化物消火設備
  • 粉末消火設備
  • 消火器簡易消火用具
  • パッケージ型消火設備
  • パッケージ型自動消火設備

第2種・・・消防用設備等を点検することが出来ます。

  • 自動火災報知設備
  • ガス漏れ火災警報設備
  • 消防機関へ通報する火災報知設備
  • 避難器具
  • 漏電火災警報器
  • 非常警報器具
  • 非常警報設備
  • 排煙設備
  • 非常コンセント設備
  • 無線通信補助設備
  • 誘導灯
  • 誘導標識

消防設備点検資格者と消防設備士の違い

消防設備士は、消防用設備等の工事・整備と点検の両方ができますが、消防設備点検資格者は、消防用設備等の点検のみができます。

防設備点検資格者の資格講習

財団法人日本消防設備安全センターが行う資格講習により取得できます。防設備点検資格者の資格講習に関して唯一の消防庁長官登録講習機関となっています。法の改正などに伴う最新知識の取得のために、取得した後も5年以内ごとに再講習を受ける必要があります。

受講資格

防設備点検資格者の資格講習を受けるには受講資格が必要です。

  • 1級又は2級の建築士
  • 第1種又は第2種電気工事士
  • 甲種又は乙種の消防設備士
  • 1級又は2級の管工事施工管理技士
  • 学校教育法による大学若しくは高等専門学校、旧大学令による大学又は旧専門学校令による専門学校において機械、電気、工業化学、土木又は建築に関する学科を修めて卒業した後、消防用設備等又は特殊消防用設備等の工事又は整備について1年以上の実務の経験を有する者
  • 学校教育法による高等学校若しくは中等教育学校又は旧中等学校令による中等学校において、機械、電気、工業化学、土木又は建築に関する学科を修めて卒業した後、消防用設備等又は特殊消防用設備等の工事又は整備について2年以上の実務の経験を有する者
  • 消防行政に係る事務のうち消防用設備等に係る事務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • 建築行政に係る事務のうち建築物の構造及び建築設備に係る事務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 1級、2級又は3級の海技士(機関)
  • 水道布設工事監督者の資格を有する者
  • 建築設備検査資格者、特殊建築物等調査資格者又は昇降機検査資格者
  • 第1種、第2種又は第3種の電気主任技術者
  • 建築基準適合判定資格者検定に合格した者
  • 消防用設備等又は特殊消防用設備等の工事又は整備について5年以上の実務の経験を有する者
  • 技術士の第2次試験に合格した者(機械部門、電気・電子部門、化学部門、水道部門又は衛生工学部門に係るものに限る。)

講習科目

講習科目は下記の通りです。要チェックですよ(´∀`)

特種

  • (1)消防用設備等及び特殊消防用設備等の点検制度
  • (2)消防法規
  • (3)火災予防概論
  • (4)建築基準法規
  • (5)消防用設備等概論
  • (6)必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等
  • (7)特殊消防用設備等概論
  • (8)設備等設置維持計画
  • (9)電子工学に関する基礎的知識
  • (10)電気通信に関する基礎的知識
  • (11)修了考査

第1種

  • (1)消防用設備等及び特殊消防用設備等の点検制度
  • (2)消防法規
  • (3)火災予防概論
  • (4)建築基準法規
  • (5)消火器具
  • (6)非常電源・配線
  • (7)屋内消火栓設備・スプリンクラー設備・水噴霧消火設備・泡消火設備・屋外消火栓設備・連結散水設備・連結送水管・パッケージ型消火設備・パッケージ型自動消火設備
  • (8)不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備・動力消防ポンプ設備・消防用水・総合操作盤
  • (9)修了考査

第2種

  • (1)消防用設備等及び特殊消防用設備等の点検制度
  • (2)消防法規
  • (3)火災予防概論
  • (4)建築基準法規
  • (5)避難器具・排煙設備
  • (6)非常電源・配線
  • (7)漏電火災警報器・誘導灯・誘導標識・非常コンセント設備・無線通信補助設備
  • (8)自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備・非常警報器具・非常警報設備・総合操作盤
  • (9)修了考査