電気主任技術者

電気主任技術者とは?

電気主任技術者とは、ビルなど電気を扱う場所の配電設備や配線などの保管監督を行う事のできる資格です。電気主任技術者の資格は第1種から第3種までの区分があり、それぞれにおいて認められている範囲で電気主任技術者として従事することが可能となります。通常、事業用電気工作物の設置者は電気事業法の定めにより電気主任技術者等の 主任技術者を有資格者の中から選任することが義務付けられています。事業用電気工作物とは、電気使用のために設置する発電所、送電網、受電設備、電気使用設備のことです。一方、電気工事士は工事のみに従事できる資格であり、扱える電力も小規模です。その為、社会的評価が高い資格とされ、電験(でんけん)、あるいは区分呼称をつけて電験何種と略称されることもあります。難易度の高い資格と言われていますが、取得すると、就職や転職にも有利に働くだけでなく、想像以上に大きな価値のある資格でもあります。企業活動を遂行していく上で電気が必ず必要であり、その保安の管理は欠かせないものです。資格手当や昇進などキャリアにも大きく貢献してくれる可能性のある国家資格です。

電気主任技術者た出来る仕事

一般家庭の電圧は100~200ボルトですが、ビルや工場などは6,600ボルト、場合によってはもっと高い電圧を扱うことになります。電気主任技術者になれば、工場、ビル、発電所や変電所などの受電設備や配線など、電気設備の保安監督に携わることができます。電気主任技術者は社会的評価が高い資格と言えるでしょう。

  • 電験3種(電験3種)は、5万ボルト未満に限定した資格となります。
  • 電験2種は電圧17万ボルト未満に限定、電験一種は限定なく全ての保安の監督が可能となります。

電気主任技術者が必要な理由

現代では、電気がない社会は考えられません。そこに建物がある限り、ほとんどの業界で電気主任技術者は必要なのです。電気の安全安心を確保するために、電気事業法第42条に「保安規定」が定められており、電気事業法第43条に「主任技術者を選任しなくてはならない」と規定されています。(外部委託を含む) つまり、電気が発電所から送電されて、建物、施設、工場などで受電する流れの中で、必ず電気主任技術者が必要であるとなっているのです。下記にある「事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保」する仕事を電気主任技術者が担うことになるのです。そのことが電気事業法第42条に、保安規程が次のように定められています。

  • 事業用電気工作物を設置する者及びその従業者は、保安規程を守らなければならない。
  • 事業用電気工作物を設置する者は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するため、経済産業省令で定めるところにより、保安を一体的に確保することが必要な事業用電気工作物の組織ごとに保安規程を定め、当該組織における事業用電気工作物の使用の開始前に、経済産業大臣に届け出なければならない。
  • 事業用電気工作物を設置する者は、保安規程を変更したときは、遅滞なく、変更した事項を経済産業大臣に届け出なければならない。
  • 経済産業大臣は、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安を確保するため必要があると認めるときは、事業用電気工作物を設置する者に対し、保安規程を変更すべきことを命ずることができる。

資格取得方法

一般財団法人電気技術者試験センターが電気主任技術者試験を全国で年1回実施しています。次に試験日と申し込み日の確認をしておきましょう。そして、試験日を目標に計画を立てて勉強するのです(`・ω・´)

第1種電気主任技術者の試験について
合格率は5%前後と難関ですが、電気設備を設けている少し大きめの工場であれば、電気設備の保安等の監督者として電気主任技術者を選任しなければ ならないことが法令で義務づけられているのです。つまり大きめの工場では電気主任技術者が必要であり、有資格者は 大変待遇がいい、社会的評価が高い国家資格なのです。電気主任技術者にしか携われない業務があるため、職種によっては必須資格として取り扱われることもあります。
第2種電気主任技術者の試験について
合格率は5%前後と難関です。電気主任技術者にしか携われない業務があるため、職種によっては必須資格として取り扱われることもある。
第3種電気主任技術者の試験について
合格率は10%前後と難関です。電気主任技術者にしか携われない業務があるため、職種によっては必須資格として取り扱われることもある。

試験概要

第1種と第2種試験は、一次試験と二次試験があり、第三種試験は、一次試験のみです。第3種及び第一種又は第二種と併願も可能です。

  • 一次試験は、理論、電力、機械、法規の4科目ありますが、科目別合格制なので有効期限の3年間を使って勉強する方法も採れます。
  • 二次試験は、電力・管理と機械・制御の2科目あり、科目別合格制度はありませんが、一次試験合格年度に不合格でも翌年度は一次試験が免除されます。

受験資格

電気主任技術者を受験資格に、学歴・年齢・性別・国籍などの制限は特にありません。誰でも受験できますよ。

試験科目

第1種、第2種

  • 一次試験4科目(理論、電力、機械、法規)
  • 二次試験2科目(電力・管理、機械・制御)

第3種

一次試験4科目(理論、電力、機械、法規)

出題範囲

理論・・・
電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電力・・・
発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
機械・・・
電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法規・・・
電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理
電力・管理・・・
発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気施設管理
機械・制御・・・
電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクス

願書申込み受付期間

5月下旬~6月中旬頃まで

試験日程

第1種

  • 一次試験・・・9月上旬頃
  • 二次試験・・・11月下旬頃

第2種

  • 一次試験・・・9月上旬頃
  • 二次試験・・・11月下旬頃

第3種

  • 一次試験・・・9月上旬頃

受験地

札幌市、仙台市、名取市、山形市、新潟市、水戸市、川越市、さいたま市、千葉市、東京都豊島区、東京都新宿区、東京都千代田区、東京都目黒区、東京都世田谷区、東京都武蔵野市、横浜市、相模原市、岐阜県大垣市、静岡市、名古屋市、津市、石川県野々市市、滋賀県彦根市、京都市、大阪市、堺市、神戸市、島根県松江市、広島市、高松市、松山市、福岡市南区、福岡市城南区、長崎市、熊本市、別府市、那覇市

受験料

第1種

  • 郵送申込み・・・12,800円
  • インターネット申込み・・・12,400円

第2種

  • 郵送申込み・・・12,800円
  • インターネット申込み・・・12,400円

第3種

  • 郵送申込み・・・5,200円
  • インターネット申込み・・・4,850円

合格発表日

第1種・第2種

  • 一次試験・・・10月中旬頃
  • 二次試験・・・2月上旬頃

第3種

  • 一次試験 10月下旬頃